gfdump.postgresql(8) Gfarmメタデータのダンプ/リストア

SYNOPSIS

gfdump.postgresql -d [オプション]
gfdump.postgresql -r [オプション]

DESCRIPTION

gfdump.postgresqlは、 バックエンドDBとして動作しているPostgreSQLにより管理された、 Gfarmのメタデータをダンプ、またはリストアすることができます。 このコマンドを実行する場合は、 バックエンドDBであるPostgreSQLが起動しているホスト上でなければいけません。 このコマンドは、実行時にバックエンドDBのアクセス情報を取得するため、 gfmdの設定ファイル

gfmd.confを読み込みます。 gfmdがプライベートモードではない状態で 設定された場合、このファイルを読み込むためには、ルート権限が必要となります。

gfdump.postgresql-dオプション付きで実行された際は、 カレントディレクトリにdb.outファイルを作成し、 データベースをそのファイルにダンプします。

gfdump.postgresql-rオプション付きで実行された際は、 カレントディレクトリに置かれたdb.outから データベースをリストアします。 さらに具体的な説明を下記に示します。

1. gfmdが起動している場合は停止します。

2. データベースを削除します。

3. データベースを作成します。

4. ダンプファイルからデータベースをリストアします。

5. gfmdのジャーナルファイルが存在している 場合は、そのファイルを削除します。

6. gfmdを起動します。

OPTIONS

--prefix パス

このオプションを付与した場合、 gfdump.postgresqlは、 gfmdの設定ファイル PREFIX/etc/gfmd.confを読み込みます。 デフォルトでは、%%SYSCONFDIR%%/etc/gfmd.conf が読み込まれます。

-P インストール先のディレクトリ

バックエンドDBに対するインストール先のディレクトリ (例えば、/usr/local)を指定することができます。 gfdump.postgresqlpg_dumpといったPostgreSQLコマンドを 実行する際は、指定したディレクトリの下にこのコマンドが インストールされていることを前提としています。 このオプションを省略した場合、 gfdump.postgresqlは、 環境変数PATHのリストからそのコマンドへのディレクトリ を探し出します。

-l

バックエンドDBがGfarmのメタデータを記録したファイルを置く ディレクトリへのパスを指定することができます。

バックエンドDBがPostgreSQLである場合、 そのディレクトリは一般にPGDATAと呼ばれています。 デフォルトでは、 PREFIX/var/gfarm-pgsqlが設定されており、 このPREFIXは--prefixオプションで与えられた値となります。

-f ダンプファイル

ダンプファイルの名前を指定することができます。 デフォルトでは、カレントディレクトリパスに ファイル名db.outを加えた値が設定されます。

--help

このコマンドの使用法を表示して、終了します。

-t

このオプションを付与した場合、 人間が読みやすい形式で全ての設定パラメータの値を表示した後、 すぐに終了します。

-d

このオプションを付与した場合、 ダンプモードで起動します。

-n

このオプションを付与した場合、 gfmdを起動/停止しません。

-r

このオプションを付与した場合、 リストアモードで起動します。

FILES

%%SYSCONFDIR%%/gfmd.conf

gfmdが参照する設定ファイル