dpkg-checkbuilddeps(1) ビルド時の依存と競合のチェック

書式

dpkg-checkbuilddeps [option...] [control-file]

説明

このプログラムは、制御ファイルに列挙されているビルド時の依存関係と競合に関して、システムにインストールされているパッケージをチェックする。問題があった場合はそれらを表示し、0 以外の返り値で終了する。

デフォルトでは、debian/control が読みこまれるが、別のコントロールファイル名をコマンドラインで指定することもできる。

オプション

--admindir=dir
dpkg データベースの位置を変更する。デフォルトの位置は /var/lib/dpkg である。
-A
Build-Depends-Arch および Build-Conflicts-Arch 行を無視する。アーキテクチャ依存のパッケージをビルドする時のみ利用すること。ソースパッケージのみビルドする時には、-B を併せて指定すること。
-B
Build-Depends-Indep および Build-Conflicts-Indep 行を無視する。アーキテクチャ依存のパッケージをビルドする時のみ利用すること。ソースパッケージのみビルドする時には、-A を併せて指定すること。
-d build-depends-string
-c build-conflicts-string
debian/control ファイルに含まれている情報の代わりに、指定されたビルド時の依存関係と競合の情報を使用する。
-a arch
制御ファイルで指定されたパッケージが、現在のシステムのアーキテクチャではなく、指定されたホストのアーキテクチャでビルドされたものとして、ビルド時の依存関係と競合のチェックを行う。
-?, --help
利用方法を表示して終了する。
--version
バージョン情報を表示して終了する。

翻訳者

高橋 基信 <[email protected]>. 喜瀬 浩 <[email protected]>. 関戸 幸一 <[email protected]>. 鍋谷 栄展 <[email protected]>. 倉澤 望 <[email protected]>. 石川 睦 <[email protected]>. 鵜飼 文敏 <[email protected]>. 中野 武雄 <[email protected]>.

翻訳校正

Debian JP Documentation ML <[email protected]>.