書式
cpaldjvu [options] inputppmfile outputdjvufile
説明
プログラム cpaldjvu は色数の少ない画像用のドキュメント形式 DjVu エンコーダです。画面のスクリーン ショットのように単色のパーツからなる画像に有効です。 このような画像の圧縮比率は、 GIF や PNG で圧縮されたファイルよりも高く圧縮されます。このプログラムはシンプルなカラークオンタイゼーションアルゴリズムを使用して 色数を指定された値に減らすことで動作します。占有率の高い色は背景へ送られます。 その他の色は前景へ送られます。
オプション
- -dpi n
- 出力ファイルの解像度を DPI で指定します。DjVu ファイルにエンコードされる解像度は デコーダが特定のディスプレイ上でどのようにデコードするかによって決まります。 有効な値は 25 〜 1,200 です。デフォルト値は 300 DPI です。
- -colors n
- カラークオンタイゼーションアルゴリズムの最大色数を指定します。デフォルトは 256 です。値を小さくするとファイルサイズも小さくなります。
- -bgwhite
- 背景レイヤとして、全体の中の占有率が高い色ではなく 最も明るい色を背景とするよう指定します。
- -verbose
-
動作中に付加的な情報を表示します。
注意
画像が似たような複数の色を持つ写真領域を含む場合、カラークオンタイゼーションは 画質を大きく損なう場合があります。この問題は入力ファイルを ppmquant などの別のクオンタイゼーションプログラムを使用して事前に処理して置くことで 解決できることがあります。誤差拡散アルゴリズムを使用しないでください。 このアルゴリズムはランダムなディザパターンを精選するため、エンコードの パフォーマンスを定価させます。
不具合
このプログラムは csepdjvu のプリプロセッサとして書き直すべきです。
クレジット
このプログラムは Léon Bottou <[email protected]> が開発し、 Bill Riemers <[email protected]> その他の方々により改良されました。 この man page は Nobchika Morimoto <[email protected]> が翻訳しました。