biff(1) メールの到着と、それが誰からのメールかを知らせる

書式

biff [ny ]

説明

biff は、現在の端末セッション中にメールが到着した場合、 それを報告してほしいかどうかをシステムに知らせる。

biff がサポートしているオプションとしては、以下のものがある:

n
報告しないように設定する。
y
報告するように設定する。

メールの到着を報告するように設定しているときにメールが届いた場合、 メールのヘッダとメッセージの最初の数行が自分の画面に表示される。 ログイン毎に実行されるよう、 ``biff y '' コマンドはたいてい .login や .profile などに書く。

biff は comsat サービスを利用して非同期に動作する。 このサービスが有効でない場合、 biff は何もしない。 このような場合、あるいは同期して動作させる場合は、 sh(1) の MAIL 変数を用いるか、 csh(1) の mail 変数を利用すること。

歴史

コマンドは BSD 4.0 から登場した。

バグ

su(1) と biff はあまり相性が良くないようだ。 これはおそらく tty が su を用いた人間に所有されたままになるためだろう。 これにより、biff の状態を変更しようとした時に ``Permission denied '' になってしまうかもしれない。

バグは差分/パッチ、コンパイラーエラーログ、 または出来るだけ完全なバグレポートと共に [email protected] に報告してほしい。