apm(1) Advanced Power Management (APM) BIOS に問い合わせる

書式

apm [ -vVmsS ]

説明

apm/proc/apm から情報を読み出して人間にわかる書式で出力する。 基本的には電池の状態が表示されるので、 APM BIOS 準拠のラップトップマシンで大変便利である。 また apm コマンドを使って、 スタンバイモードやサスペンドモードへ移行することもできる。

オプション

-V, --version
apm プログラムのバージョンを表示して終了する。
-v, --verbose
APM BIOS と Linux APM ドライバのバージョン情報を表示する。
-m, --minutes
残り時間を hh:mm 書式ではなく分単位で表す。
-s, --suspend
可能であればサスペンドモードに移行する。
-S, --standby
可能であればスタンバイモードに移行する。
-i, --ignore
システムが生成する APM サスペンドイベント・スタンバイイベントを、 AC 電源がオンの時は無視するようにする。 電池駆動のときは APM イベントを有効にしたいが、 AC 電源駆動のときは無効にしたいラップトップユーザーに便利。
-n, --noignore
システムが生成する APM サスペンドイベント・スタンバイイベントを、 AC 電源がオンの時も無視しないようにする。 これはデフォルトのモードである。このオプションは、 以前に行った "apm -i" を取り消せるように用意された。

バグ

このプログラムの動作にはバージョン 1.3.57 以降のカーネルが必要である。 /proc/apm の書式が大幅に変更されているので、 これよりも古いカーネルや APM パッチでは動作しないだろう。

ファイル

/proc/apm
linux/drivers/char/apm_bios.c

著者

このプログラムは Rik Faith ([email protected]) によって書かれ、 GNU 一般公共使用許諾のもとで自由に再配布できる。 このプログラムは「完全に無保証」である。現在の管理者は Avery Pennarun ([email protected]) である。