XtRemoveInput(3) 入力ソースの登録と削除を行う

Other Alias

XtAppAddInput

書式

XtInputId XtAppAddInput(app_context, source, condition, proc, client_data)

      XtAppContext app_context;

      int source;

      XtPointer condition;

      XtInputCallbackProc proc;

      XtPointer client_data;

void XtRemoveInput(id)

      XtInputId id;

引き数

app_context
アプリケーションを識別するためのアプリケーションコンテクストを指定する。
client_data
入力が可能になったときに指定した手続きに渡す引き数を指定する。
condition
読み書きや例外条件、または OS 依存の条件を示すマスクを指定する。
id
登録時に XtAppAddInput が返した ID を指定する。
proc
入力が可能になったときに呼び出される手続きを指定する。
source
UNIX ベースのシステムでは、入力ソースのファイルデスクリプタを指定する。 あるいは OS 依存の他の条件を指定する。

説明

関数 XtAppAddInput は、イントリンシクスの読み込みルーチンにイベントの新しいソースを登録す る。これは普通はファイル入力であるが、ファイル出力を登録することもでき る。 ファイルという言葉は緩く解釈されるべきである点に注意すること。 つまり、ファイルは任意のシンクやデータの入力も意味する。 XtAppAddInput は、ソースがイベントを生成できる条件も指定する。 このソースで入力がペンディングされている場合は、コールバック手続きが呼 び出される。

引き数 condition に対して有効な値は OS に依存する。 UNIX ベースのシステムの場合は、条件は XtInputReadMask, XtInputWriteMask, XtInputExceptMask の論理和を取った値である。 関数 XtRemoveInput は、イントリンシクスの読み込みルーチンに対して、入力ソースに対する入力 待ちを止めさせる。

バグ

ANSI C においては、次の例のように引き数 condition を XtPointer にキャスト しなければならない。

XtAppAddInput(app_context,

source,
(XtPointer) XtInputReadMask | XtInputWriteMask,
proc,
client_data);