XtCreatePopupShell(3) ポップアップシェルを生成する

Other Alias

XtVaCreatePopupShell

書式

Widget XtCreatePopupShell(name, widget_class, parent, args, num_args)

      String name;

      WidgetClass widget_class;

      Widget parent;

      ArgList args;

      Cardinal num_args;

Widget XtVaCreatePopupShell(name, widget_class, parent, ...)

      String name;

      WidgetClass widget_class;

      Widget parent;

引き数

args
リソースのデフォルト値を上書きする引き数リストを指定する。
name
生成されるシェルウィジェットのテキスト名を指定する。
num_args
引き数リスト内の引き数の数を指定する。
parent
親ウィジェットを指定する。
widget_class
生成されたシェルウィジェットを指すウィジェットクラスのポインタを指定する。
...
リソースのデフォルト値を上書きする可変長引き数リストを指定する。

説明

関数 XtCreatePopupShell は、指定したクラスが Shell のサブクラスであることを保証し、ウィジェットを insert_child 手続きを用 いて親ウィジェットが持つ子ウィジェットのリストに追加するのではなく、シェ ルを親ウィジェットのポップアップのリストに直接追加する。

トランスレーションのテーブルから呼び出される、spring-loaded ポップアッ プは、トランスレーションマネージャが名前を使ってシェルを見つけられるよ うに、トランスレーションが呼び出される時点で既に存在していなければなら ない。 これ以外の方法で呼び出されるポップアップは、ポップアップが本当に必要な 時に「on-the-fly」で(動作中に)作ることができる。 このように後からシェルを作ることは、不特定の数のポップアップを出す時に 特に便利である。 アプリケーションは適当な未使用のシェル(つまり、現在ポップアップされて いないもの)が存在するかどうか調べることができ、必要ならば新しいシェル を生成することができる。