XtCallCallbacks(3) コールバックを処理する

Other Alias

XtCallCallbackList, XtHasCallbacks

書式

void XtCallCallbacks(w, callback_name, call_data)

      Widget w;

      String callback_name;

      XtPointer call_data;

void XtCallCallbackList(w, callbacks, call_data)

      Widget w;

      XtCallbackList callbacks;

      XtPointer call_data;

typedef enum {XtCallbackNoList, XtCallbackHasNone, XtCallbackHasSome} XtCallbackStatus;

XtCallbackStatus XtHasCallbacks(w, callback_name)

      Widget w;

      String callback_name;

引き数

callback_name
実行またはチェックするコールバックリストを指定する。
call_data
それぞれのコールバックに渡すコールバックリスト固有のデータ値を指定する。
callbacks
実行するコールバックリストを指定する。
w
ウィジェットを指定する。

説明

関数 XtCallCallbacks は、指定したウィジェットのコールバックリストに登録されているそれぞれの 手続きを呼び出す。

callbacks が NULL でない場合、 XtCallCallbackList はリスト中のそれぞれのコールバック手続きを呼び、これにクライアントデー タと call_data を渡す。callbacks パラメータには、表現型 XtRCallback で宣言されているウィジェットのリソースかオブジェクトのリソースの内容を 指定しなければならない。

関数 XtHasCallbacks は、ウィジェットが callback_name で識別されるコールバックリストを持つ かどうかを最初にチェックする。 コールバックリストが存在しない場合、 XtHasCallbacksXtCallbackNoList を返す。 コールバックリストは存在するが空である場合には、この関数は XtCallbackHasNone を返す。 コールバックリストが存在し、少なくとも1つのコールバックが登録されてい る場合には、この関数は XtCallbackHasSome を返す。