XSetCloseDownMode(3) クライアントを制御する

Other Alias

XKillClient

書式

XSetCloseDownMode(display, close_mode)

      Display *display;

      int close_mode;   

XKillClient(display, resource)

      Display *display;

      XID resource;

引き数

close_mode
終了モード(close-down mode)を指定する。 DestroyAll, RetainPermanent, RetainTemporary のいずれかを指定する。
display
X サーバへの接続を指定する。
resource
破棄しようとするクライアントに関連するリソースか AllTemporary を指定する。

説明

XSetCloseDownMode は接続を閉じる時にクライアントのリソースがどうなるかを定義する。 これは接続開始時には DestroyAll モードである。 引き数 close_mode が RetainPermanent あるいは RetainTemporary の場合に、クライアントのリソースがどのようになるのかについては、2.6章 を参照すること。

XSetCloseDownMode はエラー BadValue を起こすことがある。

関数 XKillClient は有効なリソースが指定された時に、そのリソースを生成したクライアントを 閉じさせる。 そのクライアントが既に RetainPermanent モードか RetainTemporary モードで終了していた場合は、クライアントのリソースは全て破棄される。 AllTemporary が指定されている場合は、 RetainTemporary モードで終了した全てのクライアントのリソースが破棄される(2.5 章を参照)。 これにより、ウィンドウマネージャがデバッグ補助機能を持つことが可能にな る。 クライアントは終了モードとして RetainTemporary を設定できる。 この場合は、クライアントが異常終了してもそのウィンドウは破棄されない。 プログラマはこの状態でアプリケーションのウィンドウツリーを調べてから、 ウィンドウマネージャを使ってゾンビウィンドウを破棄する。

XKillClient はエラー BadValue を起こすことがある。

返り値

BadValue
指定された数値の中にリクエストの許容範囲を越えているものがある。引き数に対 して特定の範囲が指定されていない限り、引き数の型で定義されている全ての範 囲が許される。選択肢として定義されている引き数はこのエラーを起こすことが ある。