XClearArea(3) 領域またはウィンドウをクリアする

Other Alias

XClearWindow

書式

XClearArea(display, w, x, y, width, height, exposures)

      Display *display;

      Window w;

      int xy;

      unsigned int widthheight;

      Bool exposures;

XClearWindow(display, w)

      Display *display;

      Window w;

引き数

display
X サーバへの接続を指定する。
exposures
Expose イベントを生成するかどうかを示す真偽値を指定する。
w
ウィンドウを指定。
width

height
幅と高さを指定する。 これは長方形のディメンジョンである。
x

y
x, y 座標を指定する。 これはウィンドウの原点に対する相対座標であり、長方形の左上隅を指定する。

説明

関数 XClearArea は指定したディメンジョンに従って、指定したウィンドウの長方形の領域をウィ ンドウかピックスマップの背景色で塗りつぶす。 subwindow-mode は単に ClipByChildren である。 width が 0 ならば、これはウィンドウの現在の幅から x を引いた値に置き 換えられる。 height が 0 ならば、これはウィンドウの現在の高さから y を引いた値に置 き換えられる。 ウィンドウが定義されている背景タイルを持っていれば、子ウィンドウによっ てクリップされる長方形はこのタイルによって埋められる。 ウィンドウの背景色が None である場合、ウィンドウの表示内容は変更されない。 いずれの場合も、exposure が True ならば、可視であるかバッキングストアに保存されている長方形領域に対して、 1つあるいはそれ以上の Expose イベントが生成される。 クラスが InputOnly であるウィンドウを指定した場合、エラー BadMatch となる。

XClearArea はエラー BadMatch, BadValue, BadWindow を起こすことがある。

関数 XClearWindow は指定したウィンドウの全体の領域をクリアするもので、 XClearArea (display, w, 0, 0, 0, 0, False) と等価である。 ウィンドウが定義されている背景タイルを持っている場合、長方形は全てが1 であるプレーンマスクと GXcopy function でタイリングされる。 ウィンドウの背景色が None の場合、ウィンドウの内容は変化しない。 クラスが InputOnly のウィンドウを指定した場合には、エラー BadMatch となる。

XClearWindow はエラー BadMatch, BadWindow を起こすことがある。

返り値

BadMatch
InputOnly のウィンドウが Drawable として指定された。
BadValue
指定された数値に、リクエストの許容範囲を越えているものがある。引き数に対 して特定の範囲が指定されていなければ、引き数の型で定義されている全ての範 囲が許される。選択肢として定義されている引き数はこのエラーを起こすことが ある。
BadWindow
引き数 Window の値が、定義されている Window を指していない。