tty(4) 制御端末

説明

/dev/tty ファイルは、メジャー番号 5、マイナー番号 0 のキャラクター デバイスである。通常、そのモードは 0666、オーナ.グループは root.tty となっている。 プロセスの制御端末が存在する場合、このデバイスファイルはプロセスの制御端末と 同じものを表す。

tty が参照しているデバイスがサポートしている ioctl(2) 要求に 加えて、 ioctl(2) 要求 TIOCNOTTY がサポートされている。

TIOCNOTTY

呼び出し元のプロセスをその制御端末から切り離す。

そのプロセスがセッション・リーダー (session leader) の場合、 シグナル SIGHUPSIGCONT がフォアグラウンド・プロセス・グループに送られ、 カレント・セッションに属す全てのプロセスについて各々の制御端末が切り離される。

この ioctl(2) 呼び出しは /dev/tty に結びつけられたファイル・ ディスクリプタにのみ作用する。この機能は、ユーザによって端末から 起動されたデーモンプロセスにより使用される。 そのプロセスは /dev/tty をオープンしようと試みる。 オープンに成功すると、そのプロセスは TIOCNOTTY を使って 自分自身を端末から切り離す。オープンに失敗した場合、そのプロセスが 端末に結びつけられていないのは明らかであり、自身を端末から切り離す 必要はない。

ファイル

/dev/tty

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。