termio(7) System V 端末ドライバインタフェース

説明

termio は、古い System V 端末ドライバインタフェースの名前である。 このインタフェースは、 端末設定を保持するための termio 構造体、および端末属性を取得・変更するための種々の ioctl(2) 操作を定義していた。

termio インタフェースは現在では時代遅れである。 POSIX.1-1990 で、このインタフェースの修正版が termios という名前で標準化された。 POSIX.1 のデータ構造は System V 版と少し違いがある。 また、POSIX.1 は System V 版で存在した種々の ioctl(2) 操作を置き換える関数群を定義した (このようになったのは、 ioctl(2) が標準化されていなかったことと、 ioctl(2) の第三引き数が可変長引き数で型チェックができなかったのが理由である)。

"termio" という man page を探しているのであれば、 探している情報のほとんどは termios(3) か tty_ioctl(4) のどちらかで見つかることだろう。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。