skkinput(1) X上で動作する日本語入力のためのアプリケーション (Ver 2.06.4)

形式

skkinput [ -toolkitoption... ] [ -option... ]

機能説明

skkinput は、kinput protocol/kinput2 protocol/Ximp Protocol/X Input Method(X11R6標準)を用いた X Window System 上で動作する日本語入力のためのアプリケーションです。

skkinput は、SKK に付属している skkserv と BSD 系 UNIX のソケットを利用してかな漢字変換を行います。skkserv が利用できない場合にローカル辞書だけを用いて日本語入力が可能です。ただし、skkserv を起こしに行く機能はサポートしておりません。

詳細説明

skkinput には「入力モード」「変換モード」の二つのモードが存在します。

入力モードは、「ローマ字ひらがな入力モード」「ローマ字カタカナ入力モード」「アスキー入力モード」「全角英字入力モード」のいずれかです。ローマ字ひらがな入力モードでは、ローマ字を入力すれば対応する平仮名を入力したことになります。

例えば、ローマ字平仮名入力モードで、

"kurenai wakaba"
とタイプすれば、
くれない わかば
と対応するローマ字が入力されます。

これらのモードの切り替えは、次のようになっています。

キー入力        モード遷移      
q               「ローマ字ひらがな入力モード」から「ローマ字カ
                タカナ入力モード」へ遷移。もしくは、その逆。
l               「ローマ字ひらがな入力モード」から「アスキー入
                 力モード」へ遷移。
L               「ローマ字ひらがな入力モード」から「全角英字入
                 力モード」へ遷移。
C-j             「アスキー入力モード」もしくは「全角英字入力
                 モード」から「ローマ字ひらがな入力モード」も
                 しくは「ローマ字カタカナ入力モード」へ遷移。

変換モードは、「平仮名確定入力モード」「▽モード」「▼モード」のいずれ かです。

▽モードは、漢字変換を行いたい文字列を入力するモードに当たります。平仮 名確定入力モードから▽モードへと遷移する方法は幾つか存在しますが、通常 の仮名漢字入力においては 大文字 でローマ字入力を開始することによって行われます。例えば、

"Wakaba"
とタイプすれば、 skkinput 窓には
▽わかば
と表示されます。""は▽モードであることと変換開始点が""の表示されている位置であることを示しています。

誤って▽モードに入ってしまった場合には、「C-j」「C-g」のいずれかのキーを入力することによって抜けることができます。「C-j」をタイプした場合には確定動作が行われ、"わかば"が得られます。「C-g」をタイプした場合には、"▽わかば"全体が消去されます。いずれの場合も平仮名確定入力モードへと遷移します。

▼モードは、漢字変換を行いたい文字列は既に確定しており、この文字列の漢字変換を行います。▽モードから▼モードへと遷移する方法は2通りあります。

最初の方法は「スペースキーを入力する」です。 スペースキーを入力した場合、""からカーソル位置までの文字列が変換を行いたい文字列として選択されます。この時、""""で置き換えられ、▼モードへ移動したことが分かります。また、同時に選択された文字列で辞書を検索し、最初にヒットした候補を表示します。例えば、辞書に「わかば」について

わかば /若葉/紅 若葉/
のように登録されていたとしますと、"若葉"が最初の候補になり、画面には
▼若葉
と表示されます。これが求める候補でしたら、ここで"C-j"をタイプすれば変換が確定します。この時""も画面から消え、変換が確定し平仮名確定入力モードへと戻ったことが知らされます。求めるものが"若葉"でなければ、スペースキーを入力することにより次の候補を検索することができます。 この場合画面には
▼紅 若葉
と表示されます。先の候補に戻したい時には、"x"を入力することにより、再び"若葉"を得ることができます。また、この状態で"X"を入力すると、候補"紅 若葉"を辞書からパージすることが可能です。

候補が5つ以上存在する時は、5番目以降の候補は、7つずつまとめてミニバッ ファに表示されます。

A:候補1 S:候補2 … K:候補6 L:候補7
という具合です。

次の方法は「大文字で始まるローマ字を入力する(送り仮名の最初の仮名を大文字で始める)」です。 この操作により送り仮名変換を行うことができます。例えば、

ちょっぴりどじでとろいけど、とっても心優しい娘なんですよ。
と入力したい場合、「心優し」を入力するには"KokoroyasaShi"とタイプすれば良いです。

基本的なローマ字仮名入力は以上で行えます。より詳細な動作が知りたい場合には、skk の info もしくは skk のチュートリアルを参照して下さい。

キー            機能                        
A,B,C,D,E,F,G,  平仮名確定入力モードでは▽モードに遷移、見出し
H,I,J,K,M,N,O,  語の入力を開始する。▽モードでは▼モードに遷移
P,R,S,T,U,V,W,  送り仮名変換を開始する。▼モードでは現在の確定
Y,Z             後▽モードに遷移、見出し語の入力を開始する。
L               全角英字入力モードへと遷移する。
Q               カーソル位置を見出し語の先頭とする▽モードに遷
                移する。
X               ▼モードで現在の候補を辞書から抹消する。
a               ローマ字表現が "a" で終わる仮名の入力。
i               ローマ字表現が "i" で終わる仮名の入力。
u               ローマ字表現が "u" で終わる仮名の入力。
e               ローマ字表現が "e" で終わる仮名の入力。
o               ローマ字表現が "o" で終わる仮名の入力。
b,c,d,f,g,h,j,  ▼モードでは変換中の候補を確定、平仮名確定入力
k,m,n,p,r,s,t,  モードへ。▽モードでは入力中の見出し語はそのまま
v,w,y,z         平仮名確定入力モードへ。
l               アスキー入力モードへ遷移。
q               かなモードとカナモードの切り替え。
$               カーソル位置のコードを表示。
,               読みの補完を行っている場合、一つ前の補完の候補
                へと戻る。英字変換中には通常コンマが挿入される
"."             読みの補完を行っている場合、一つ次の補完の候補
                へと戻る。英字変換中には通常ピリオドが挿入され
                る。
/               平仮名確定モードならば英字変換のための見出し語
                の入力を開始、▽モードへと遷移する。
<,>,?           接尾辞、接頭辞の入力に用いる。
@               今日の日付をカーソルの位置に挿入する。
\               平仮名確定モードならば、コードまたはメニューに
                よる文字の入力を行う。
C-i             ▽モードならば読みの補完を開始する。
C-j             英数字入力モードから仮名入力モードへ移る。
C-q             英字変換モードで▽モードならば、全角変換を行う
<SPC>           平仮名確定モードならば空白の挿入。▽モードなら
                ば▼モードへ遷移し、変換を開始する。▼モードな
                ら次候補を表示する。

また、各モードにかかわらず共通に用いることの出来るキーは次の通りです。 これらのキーは主として行編集に関わっています。

キー      機能                      
C-a       カーソルを行頭へ移動させる。
C-b       カーソルを一文字左へ移動させる。
C-c       プレフィクスキー。
C-d       カーソル位置の文字を消去する。
C-e       カーソルを行末へ移動させる。
C-f       カーソルを一文字右へ移動させる。
C-g       変換操作その他の操作のキャンセル。
C-h       カーソルより一文字左の文字を消去する。
C-k       カーソル位置から行末までをカットする。
C-l       skkinput 窓の再描画を行う。
C-m       改行と同時にクライアントに文字列を送信する。
C-n       ヒストリを一つ後にたどる(一行入力モードのみ)
C-p       ヒストリを一つ前にたどる(一行入力モードのみ)
C-q       次に押されたキーイベントを直接クライアントに送る。
C-t       カーソル位置の文字とその左の文字を交換する。
C-w       マーク位置からカーソル位置までの文字列をカットする。
C-x       プレフィクスキー。
C-y       カットバッファに登録されている文字列を貼り付ける。
C-@       カーソル位置にマークを設定する。
C-xC-c    skkinput 窓を閉じる。
C-xC-s    skkinput のユーザ辞書をセーブする。
C-xC-q    ChatAdapter と Fundamental のモード切り替え。
C-xC-e    egg-like-newline モードのオン/オフ
C-xC-x    カーソル位置をマーク位置を交換する。
M         プレフィクスキー。
M-b       1単語分カーソルを左へと移動させる。
M-c       カーソル位置から1単語分キャピタライズする。
M-f       1単語分カーソルを右へと移動させる。
M-l       カーソル位置から1単語分小文字変換する。
M-u       カーソル位置から1単語分大文字変換する。
M-w       カーソル位置とマーク位置の間の文字列をカットバッファ
          に取り込む。
Insert    入力スタイルを一行入力モードとその場入力モードの間
          で切り替える。
Home      ユーザ辞書のセーブを行う。
↑        ヒストリを一つ前にたどる(一行入力モードのみ)
→        カーソルを一文字右へ移動させる。
←        カーソルを一文字左へ移動させる。
↓        ヒストリを一つ後にたどる(一行入力モードのみ)

オプション

skkinput -help もしくは skkinput -? と打つと skkinput の持つオプショ ンの一覧が表示されます。
-version もしくは -v
version を表示します。
-help もしくは -?
ヘルプを表示します。
-host hostname もしくは -h hostname
skkserv の起動しているホスト名を指定します。 環境変数SKKSERVERまたは環境設定ファイルで指定することもできます。 デフォルトの値は Imakefile で決定されます。 Imakefileを変更しなければ、localhost となります。
-port port もしくは -p port
skkserv とのTCP/IP通信に利用するポート番号を指定します。 デフォルトは1178です。
-4
skkservとIPv4で通信します。
-6
skkservとIPv6で通信します。
-config file もしくは -cnf file
環境設定ファイルのパスを指定します。 デフォルトは"~/.skkinput"です。
-userjisyo jisyo-file もしくは -uj jisyo-file
skkinput のユーザ辞書ファイルを指定します。 デフォルトは"~/.skkinput-jisyo"です。
-backjisyo backup-file もしくは -bj backup-file
skkinput のユーザ辞書のバックアップファイルを指定します。 デフォルトは"~/.skkinput-jisyo.BAK"です。
-skkjisyo skk-jisyo もしくは -sj skk-jisyo
skk のユーザ辞書ファイルを指定します。 デフォルトは"~/.skk-jisyo"です。
-fontset kanji-font
skkinput が利用するフォント集合を指定します。フォント名と区切り文字 "," からなる文字列で指定して下さい。
-mfontset roman-font
skkinput が minibuffer の表示に利用するフォント集合を指定します。フォント名と区切り文字 "," からなる文字列で指定して下さい。
-fg color
skkinput の日本語入力窓の foreground color を指定します。
-bg color
skkinput の日本語入力窓の background color を指定します。
-bd color
skkinput の日本語入力窓の border color を指定します。
-/+rv
skkinput の日本語入力窓を reverse video mode にするかどうかです。
-/+mfs
OverTheSpot/OffTheSpot において minibuffer 窓の大きさが変換クライアントのフォントの変更に応じて変更されるべきか否かを指定します。
-width width
Root Style Window のデフォルトの横幅を決めます。Pixel 単位で指定して下さい。
-height height
Root Style Window のデフォルトの縦幅を決めます。フォント単位で指定して下さい。
-mwidth width
OffTheSpot/OverTheSpot Window Style の場合の Minibuffer Window の横幅を決めます。Pixel 単位で指定して下さい。縦幅は固定です。
-/+ns
シフトキーを押しながらでなければ有効なキーではなく押すと次のキーに対してシフトの効果がでるキーとして扱うか否かを指定します。デフォルトでは FALSE です。
-+nc
コントロールキーを押しながらでなければ有効なキーではなく押すと次のキーに対してコントロールの効果がでるキーとして扱うか否かを指定します。デフォルトでは FALSE です。
-/+kinput
Kinput/Kinput2 Protocol をサポートした変換サーバになるかどうかを指定します。デフォルトではサポートします。
-/+xim
X11R6 標準の X Input Method をサポートした変換サーバになるかどうかを指定します。デフォルトではサポートします。
-/+ximp
Ximp プロトコルをサポートした変換サーバになるかどうかを指定します。デフォルトではサポートします。
-autosave sec
オートセーブを行うか否かチェックを行う期間をミリ秒単位で指定します。0 ならばオートセーブは行いません。オートセーブは、この指定された期間内にキー操作が無く辞書が更新されていれば実行されます。デフォルトの期間は 10 秒です。
-/+sc
OverTheSpot Window Style の時にモード表示窓をカーソルの下に表示するようにします。画面の下にカーソルを移動させた時にカーソルの上に表示されることがなくなります。(モード表示窓の表示位置が指定されているのならば、指定位置に表示します)デフォルトでは FALSE (+sc) になっています。

sj,bj,uj は全て異なるファイルにして下さい。

環境変数

skkinput では以下に示す環境変数を参照しています。
SKKSERVER
skkserv の起動しているホストの名前を指定します。

ファイル

skkinput では "~/.skkinput" という環境設定ファイルを用意しておくこ とが可能です。環境設定ファイルの書式は、

パラメータ名:データ

です。空行及び;で始まる行は無視されます。パラメータ名と:の間及び行頭に 空白を入れてはいけませんが、:とデータの間には空白を入れてもかまいませ ん。

設定可能なパラメータは次の通りです。

パラメータ      データ          デフォルト値
skk-server-host "文字列"        "localhost"
                skkserv の起きているホスト名を指定します。
skk-service     "string"        "skkserv"
                skkserv と TCP/IP で通信する際に用いるサービス名を
                指定します。
skk-port-num    数値            1178       
                skkserv と TCP/IP で通信する際に用いるポート
                番号を指定します。(obsoleted)
skk-server-protocol-family "string"     "unspec"
                skkserv と通信する際のプロトコルファミリーを指定します。
                IPv4の時は"inet4"を、IPv6の時は"inet6"を指定します。
skkinput-jisyo  "文字列"        "~/.skkinput-jisyo"
                skkinput ユーザ辞書ファイルを指定します。
skkinput-backup-jisyo                              
                "文字列"        "~/.skkinput-jisyo.BAK"
                skkinput ユーザ辞書のバックアップファイルを
                指定します。
skk-jisyo       "文字列"        "~/.skk-jisyo"     
                skk ユーザ辞書ファイルを指定します。
skkinput-record "文字列"        "~/.skkinput-record"
                skkinput-record ファイルを指定します。
skkinput-egg-like-newline
                t もしくは nil  nil                 
                newline に確定のみの動作を認めるかどうかを
                指定します。
skkinput-chat-adapter-mode
                t もしくは nil  nil                 
                空行の newline 以外にも改行コードを含めるか否
                かを指定します。fundamental-mode(nil)の場合に
                は改行コードを含めません。
skkinput-keep-record
                t もしくは nil  t                   
                skkinput-record を作成するか否かを指定します。
skkinput-search-skk-jisyo
                t もしくは nil  t
               skk ユーザ辞書を変換の際に参照するか否かを指定
               します。
skkinput-date-ad
                t もしくは nil  nil
               j-today によって表示される日付を年号で出すか西
               暦で出すかを指定します。t の時には西暦に、nil
               の気には元号で表示されます。
skkinput-number-style   
               0 or 1 or 2      0
               j-today によって表示される数値の表示方法を指定
               します。
                 0 ... 年月日はアスキーの数字。
                 1 ... 年月日は全角の数字。
                 2 ... 年月日は漢数字。
skkinput-delete-implies-kakutei
               t もしくは nil   t
               変換中の backward-delete-char に確定動作を含め
               るか否かを指定します。。nil にした場合、一つ前
               の候補を表示することになります。
skkinput-use-numeric-conversion
               t もしくは nil   t
               数をパラメータに持つ変換を有効にするか否かを指
               定します。
skkinput-zenkaku-vector
               ( 数値 . "文字列" )
               指定された数値のコードが入力された時に表示する
               文字列を指定します。
skkinput-input-vector
               ( 数値 . "文字列" )
               指定された数値のコードが入力された時に表示する
               文字列を指定します。
skkinput-rom-kana-rule-list
             ( "状態@入力" "次状態" "平仮名出力" "片仮名出力" )
               ローマ字仮名の変換ルールの追加・変更が行えます。
               例えば、( "nn" "n" "ん" "ン" ) と書くことにより
               "nn" とタイプすることで "んn" と入力することがで
               きます。
define-key-skkmap
               ( "文字列" . "文字列" )
define-key-abbrevmap
               ( "文字列" . "文字列" )
               キーアサインの変更。
               右側に指定できる文字列は、次の通りです。
     self-insert-command,      j-self-insert,
     j-self-zenkaku-insert,    j-display-code-for-char-at-point,
     j-set-henkan-point,       j-set-henkan-point-subr,
     j-insert-a,               j-insert-e,
     j-insert-i,               j-insert-o
     j-insert-u,               j-kana-input,
     j-start-henkan,           j-insert-comma,
     j-insert-period,          j-purge-from-jisyo,
     j-input-by-code-or-menu,  j-mode-off,
     j-toggle-kana,            j-previous-candidate,
     j-kakutei,                j-abbrev-input,
     j-abbrev-comma,           j-zenkaku-eiji,
     j-zenkaku-henkan,         j-today,
     save-skkinput-local-jisyo,j-kanainput-mode-on,
     newline,                  set-mark-command,
     forward-char,             backward-char,
     delete-char,              delete-backward-char,
     j-try-comletion,          end-of-line,
     beginning-of-line,        kill-line,
     yank,                     kill-region,
     kill-ring-save,           exchange-point-and-mark,
     transpose-chars,          redraw,
     prefix-char,              sendback-key,
     keyboard-quit,            close-skkinput,
     vc-toggle-chatmode,       j-mode-off-and-self-insert
undefine-key-skkmap
               "文字列"
undefine-key-abbrevmap
               "文字列"
               指定された文字列に割り当てられていた関数を無効に
               します。
tab-width      数値             8
               C-i を入力した時に挿入されるスペースの数を設定
               します。
skkinput-rjj-like-input
               t もしくは nil   nil
               Root Style Window で、デフォルトでその場変換型の
               挙動をして欲しい時には t にします。デフォルトでは
               nil です。
skkinput-lisp  文字列
               この文字列を skkinput-lisp だと考えて、eval します。
               double quote でくくる必要はありません。

X DEFAULTS

fontSet
オプションの -fontset を参照して下さい。
minibufferFontSet
オプションの -mfontset を参照して下さい。
foreground
オプションの -fg を参照して下さい。
background
オプションの -bg を参照して下さい。
borderColor
オプションの -bd を参照して下さい。
reverseVideo
オプションの -/+rv を参照して下さい。
xim.conversionStartKey
X11R6 標準の X Input Method で変換サーバにサービス開始を要求するキーの割り当てを行います。
xim.supportedLocales
X11R6 標準の X Input Method で変換サーバがサービス要求を受け付ける locale を指定します。
ximp.conversionStartKey
Ximp Protocol で変換サーバにサービス開始を要求するキーの割り当てを行います。
width
Root Window Style の横幅を決定します。オプションの -width を参照して下さい。
height
Root Window Style の縦幅を決定します。オプションの -height を参照して下さい。
separate.overTheSpotLikeInput
Root Window Style の際に一行入力方式をデフォルトとするかその場入力方式をデフォルトとするかを指定します。
changeMinibufferFont
オプションの -/+mfc を参照して下さい。
minibuffer_width
オプションの -mwidth を参照して下さい。
offthespot.overthespotLikeInput
OffTheSpot Window Style の際に一行入力方式をデフォルトとするかその場入力方式をデフォルトとするかを指定します。
overthespot.overthespotLikeInput
OverTheSpot Window Style の際に一行入力方式をデフォルトとするかその場入力方式をデフォルトとするかを指定します。
overthespot.modeshell_geometry
OverTheSpotの時のモードラインシェルのgeometryを指定します。
shiftHaTugiDeYukou
オプションの -/+ns を参照して下さい。
controlHaTugiDeYukou
オプションの -/+nc を参照して下さい。
southCursor
オプションの -/+sc を参照して下さい。

関連ファイル

"~/.skkinput"              環境設定ファイル
"~/.skkinput-jisyo"        skkinput ユーザ辞書
"~/.skkinput-jisyo.BAK"    skkinput ユーザ辞書のバックアップ
"~/.skkinput-record"       skkinput の変換に関する統計
"~/.skk-jisyo"             skk ユーザ辞書

バグ

Netscape への日本語入力に skkinput を用いる場合に Root Window Style 以外 の Window Style を指定すると skkinput が XErrorEvent のために終了してし まうことがあります。Netscape の設定(?)によっては OverTheSpot Window Style でも動作するそうですが…。

Solaris 2.5.1 + OpenWindow で skkinput を起動した場合に、SIGTERM で skkinput を止めようとすると skkinput が暴走(?)します。SunOS4.1.x や FreeBSD では確認できませんでした。

その他

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の方によろしく御願い致します。

skkinput 2の最新バージョンは、

http://sourceforge.jp/projects/skkinput2
から入手することができます。

本プログラムの開発にあたっては、 skkの開発者である佐藤 雅彦様、中島 幹夫様およびcontributorの皆様方、 skkservの開発者である亀山 幸義様およびcontributorの皆様方、 pskkservの開発者である佐藤 正章様、中島 幹夫様およびcontributorの皆様方、 dbskkdの開発者であるKenji Rikitake様およびcontributorの皆様方、 kinput2の開発者であるMakoto Ishisone様、 また、skkinput のリリース前のデバッグに付き合って下さった、 [email protected]様、[email protected]様、 [email protected]様、[email protected]様、 [email protected]様、 skkinput のバグレポート/動作報告をして下さった皆様方、 様々なOSむけに skkinput のパッケージを作って下さっている皆様方、 特に度々バグレポート及び素晴しいアイディアを下さった、 森大毅様、木原英人様、山下健司様、 sourceforge.jpを提供しているOSDN Japan様、 そしてskkの発展に貢献した利用者の皆様に敬意と感謝の意を表します。