po4a-normalize(1) ドキュメントファイルを po4a でパースしてから書き戻すことで正規化

書式

po4a-normalize -f fmt master.doc

説明

po4a (PO for anything) プロジェクトは、gettext ツールが想定していないドキュメントのような領域で翻訳をしやすくすること (またより興味深いのは、翻訳文の保守がしやすくなること) を目標にしています。

po4a-normalize スクリプトは、po4a が想定外の変更をドキュメントに行っていないことを確認する、デバッグツールです。新しいモジュールを開発しているときや、ツールの健全性が疑わしいときにのみ使用してください。

生成したドキュメントは po4a-normalize.output に書き出され、生成した POpo4a-normalize.po に書き出されます。変更する方法はありません ;)

オプション

-o, --option
フォーマットプラグインに渡す追加オプションです。各オプションは、'name=value' のフォーマットで指定してください。有効なオプションやその意味の詳細は、各プラグインのドキュメントをご覧ください。
-b, --blank
空の翻訳済みドキュメントを作成します。生成した翻訳済みドキュメントは、すべてのメッセージが空白や改行で翻訳されていると見なして生成されます。

これは、ドキュメントのどの部分が翻訳できないかチェックするのに便利です。

-h, --help
短いヘルプメッセージを表示します。
--help-format
po4a が理解できるドキュメントフォーマットの一覧を表示します。
-f, --format
扱うドキュメントのフォーマットです。有効なフォーマットの一覧を見るには、--help-format オプションを使用してください。
-M, --master-charset
翻訳するドキュメントファイルの文字セットです。
-V, --version
スクリプトのバージョンを表示し、終了します。

著者

 Denis Barbier <[email protected]>
 Nicolas François <[email protected]>
 Martin Quinson (mquinson#debian.org)

著作権・ライセンス

Copyright 2002-2012 by SPI, inc.

本プログラムはフリーソフトウェアです。GPL の条項に基づき再頒布と変更を行うことができます (COPYING ファイルをご覧ください)。