papd.conf(5) papd(8) が使う設定ファイル。Netatalk 印刷デーモンが使うプリンタを設定する

説明

/etc/netatalk/papd.conf は papd が使う設定ファイルであり、 netatalk が提供する印刷サービスを設定する。 これを有効にするためには、papd が /etc/netatalk/netatalk.conf で 有効にされていなければならない点に注意すること。 papd のデフォルトは、多くのシステムで lpd と同様である (ただし Solaris では異なる)。

# が先頭にない行が解釈される。 設定ファイルの行は以下のように構成される:

printername:[options]

最も簡単なケースは、papd.conf がない場合や、 このファイルの有効な行がない場合である。 この場合、atalkd はマシンのローカルプリンタを自動的に検出する。 \ を使えば、行の途中で分割できる点に注意すること。

printername は (Printer 1) のような名前でも、 nbp_name フォーマットの (Printer 1:LaserWriter@My Zone) のような完全な名前でもよい。 16 台以上のプリンタを定義する場合は、 各プリンタのゾーンを明示的に定義すべきである。 さもないと Mac のセレクタは全てのプリンタを表示することができない。

指定可能なオプションはコロン (:) で区切られ、 行はコロンで終らなければならない。 指定可能なオプションとフラグを以下に示す:

am=(uam のリスト)
am は、特定のプリンタに対して UAM を指定することを可能にする。 au フラグが指定されていない場合や、 papd 認証が netatalk に組み込まれていない場合、何も影響を及ぼさない。

au
このフラグが存在する場合、プリンタを使うための認証が有効にされる。 このフラグが有効になるためには、papd 認証が netatalk に組み込まれて いなければならない点に注意すること。

op=(オペレータ)
lpd にスプールするためのオペレータ名を指定する。

pa=(appletalk アドレス)
Appletalk アドレスの指定する。通常は必要ない。

pd=(ppd ファイルのパス)
選択されたプリンタに関連した 特定の PPD (プリンタ記述ファイル) を指定する。

pr=(lpd プリンタ名)
スプールする lpd プリンタを設定する。