memfrob(3) メモリエリアの操作 (暗号化)

書式

#define _GNU_SOURCE /* feature_test_macros(7) 参照 */
#include <string.h>


void *memfrob(void *s, size_t n);

説明

memfrob() 関数は、メモリエリア s の最初の n バイトの それぞれの文字を 42 との排他的論理をとることによって暗号化する。 変換後のデータは、暗号化されているメモリエリアに (再度) memfrob() 関数を施すことで、元に戻すことができる。

この関数は妥当な暗号化ルーチンであるとは言えないことに注意して欲しい。 XOR をとる定数を固定しているので、せいぜい、文字列を隠す程度の用途にしか向いていない。

返り値

memfrob() 関数は、暗号化されたメモリエリアへのポインタを返す。

属性

マルチスレッディング (pthreads(7) 参照)

memfrob() 関数はスレッドセーフである。

準拠

memfrob() 関数は GNU C ライブラリに固有である。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。