iptables-restore(8) IP テーブルを復元する

書式

iptables-restore [-chntv] [-M modprobe]

ip6tables-restore [-chntv] [-M modprobe] [-T name]

説明

iptables-restoreip6tables-restore は標準入力で指定されたデータから IP/IPv6 テーブルを復元するために使われる。 ファイルから読み込むためには、 シェルで提供されている I/O リダイレクションを使うこと。

-c, --counters
全てのパケットカウンタとバイトカウンタの値を復元する。
-h, --help
簡潔なオプション一覧を表示する。
-n, --noflush
これまでのテーブルの内容をフラッシュしない。 指定されない場合、 どちらのコマンドもこれまでの各テーブルの内容を全てフラッシュ (削除) する。
-t, --test
ルールセットの解釈と構築のみを行い、適用は行わない。
-v, --verbose
ルールセットの処理中に追加のデバッグ情報を表示する。
-M, --modprobe modprobe_program
modprobe プログラムのパスを指定する。デフォルトでは、 iptables-restore は /proc/sys/kernel/modprobe の内容を確認して実行ファイルのパスを決定する。
-T, --table name
入力ストリームに他のテーブルの情報が含まれている場合でも、指定されたテーブルについてのみ復元を行う。

バグ

iptables-1.2.1 リリースでは知られていない。

作者

Harald Welte <[email protected]> は Rusty Russell のコードを元に iptables-restore を書いた。
Andras Kis-Szabo <[email protected]> は ip6tables-restore に貢献した。