idle(2) ID 0 のプロセスをアイドル状態にする

書式

#include <unistd.h>

int idle(void);

説明

idle() はブートストラップ時に使用される、内部システムコールである。 プロセスのページをスワップ可能に設定し、優先度を下げ、メインのスケジュー ル処理のためのループへ移行する。 従って idle() は return することはない。

ID 0 のプロセスのみが idle() を使用することができる。 他のユーザープロセスはたとえそれがスーパーユーザー権限を持っていたとして も EPERM を受け取る。

返り値

idle() ID 0 のプロセスに対しては return しない。それ以外のユーザープロセスには 常に -1 を返す。

エラー

EPERM
ユーザプロセスに対しては、常にこのエラーとなる。

バージョン

Linux 2.3.13 以降では、もはやこのシステムコールは存在しない。

準拠

この関数は Linux 特有であり、移植を意図したプログラムでは 使用すべきでない。

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.65 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。