du(1) ファイルのディスク使用量を推定する

書式

du [OPTION]... [FILE]...
du [OPTION]... --files0-from=F

説明

各ファイルのディスク使用量を集計します。ディレクトリは再帰的に処理します。

長いオプションに必須の引数は短いオプションにも必須です。

-0, --null
各行の末尾を改行ではなくバイト 0 にする
-a, --all
ディレクトリだけでなく、全てのファイルについて表示する
--apparent-size
ディスク使用量ではなく実際のサイズを表示する。実際の サイズは通常小さくなるが、スパースファイル、内部フラ グメンテーション、間接ブロックなどの理由で大きくなる こともある。
-B, --block-size=SIZE
SIZE の倍数として表示する。例: '-BM' は 1,048,576 バイト単位でサイズを表示する
-b, --bytes
'--apparent-size --block-size=1' と同じ
-c, --total
総合計量を表示する
-D, --dereference-args
コマンドラインで指定されたシンボリック のみをたどる
-d, --max-depth=N
コマンド実行場所から N 階層以内のディレクトリの (--all 指定時はファイルも) 合計を表示する。 --max-depth=0--summarize と同じ
--files0-from=F
ファイル F で指定された NUL で区切られた名前の ファイルからディスク使用量を読み取る F に - が指定された場合標準入力から読み込む
-H --dereference-args (-D) と同様
-h, --human-readable
人間が読みやすい形式でサイズを表示する (例: 1K 234M 2G)
--inodes
ブロック使用量ではなく inode 使用量を表示する
-k --block-size=1K と同様
-L, --dereference
全てのシンボリックリンクをたどる
-l, --count-links
ハードリンクされた場合その個数分サイズを数える
-m --block-size=1M と同様
-P, --no-dereference
シンボリックリンクをたどらない (デフォルト)
-S, --separate-dirs
子ディレクトリのサイズを含めない
--si -h と同様だが、1024 ではなく 1000 の累乗を表示する
-s, --summarize
各引数の合計容量のみ表示する
-t, --threshold=SIZE
正の場合 SIZE より小さいエントリーを除外する 負の場合 SIZE より大きいエントリーを除外する
--time
ディレクトリとその子ディレクトリに含まれる全て のファイルの、最終更新時間を表示する
--time=WORD
更新時間の代わりに WORD の時間を表示する。WORD には 次を指定できる: atime, access, use, ctime, status
--time-style=STYLE
時間を STYLE の形式で表示する。STYLE には 次を指定できる: full-iso, long-iso, iso, +FORMAT
FORMAT は 'date' と同様に解釈される
-X, --exclude-from=FILE
FILE のいずれかのパターンにマッチするファイルを除外する
--exclude=PATTERN
PATTERN にマッチするファイルを除外する
-x, --one-file-system
別のファイルシステムにあるディレクトリをスキップする
--help
この使い方を表示して終了する
--version
バージョン情報を表示して終了する

--block-size で指定した SIZE, DU_BLOCK_SIZE, BLOCK_SIZE およびBLOCKSIZE 環境変数 のうち、最初に指定されているサイズ単位で値が表示されます。それ以外の場合、デフォ ルトの単位は 1024 バイトになります (POSIXLY_CORRECT が設定されている場合 512 バ イト)。

SIZE は整数で、追加で単位を指定できます (例えば、10M は 10*1024*1024 です)。 単位には K, M, G, T, P, E, Z, Y (1024 の累乗) や KB, MB, ... (1000 の累乗) が使用できます。

GNU coreutils のオンラインヘルプ: <http://www.gnu.org/software/coreutils/> du の翻訳に関するバグは <http://translationproject.org/team/ja.html> に連絡してください。 完全な文書を参照する場合は info coreutils 'du invocation' を実行してください。

パターン

PATTERN は (正規表現ではなく) シェルのパス名指定パターンです。 パターン ? は任意の 1 文字にマッチし、 * は (0 文字、1 文字、複数文字の) 任意の文字列にマッチします。 例えば、 *.o はファイル名が .o で終わる全てのファイルにマッチします。 したがって、コマンド
du --exclude='*.o'

では、名前が .o で終わるファイルとサブディレクトリが全てスキップされます (ファイル .o 自身もスキップされます)。

作者

作者 Torbjörn Granlund、 David MacKenzie、 Paul Eggert、 および Jim Meyering。

著作権

Copyright © 2013 Free Software Foundation, Inc. ライセンス GPLv3+: GNU GPL version 3 or later <http://gnu.org/licenses/gpl.html>.
This is free software: you are free to change and redistribute it. There is NO WARRANTY, to the extent permitted by law.